結婚式は、人生におけるとても大事なイベントです。そのイベントに、親しい人やお世話になった人に招待するというのが今までの結婚式でしたが、近年においては新型コロナウィルスの世界的な蔓延によって、新型コロナウィルスの感染予防をするということが極めて大事なことになったということは周知の事実です。一方で多くの人に祝福してほしいという新郎新婦の気持ちもありますが、結婚式場としても、そういう期待に応えたいという意識がありますが、現実的には新型コロナウィルスの感染予防については、ビジネスという点から考えても、倫理的な見地から考えても対応しなければいけないことです。そこで、結婚式場においては新型コロナウィルスの感染対策は実際にどのようにしているのかということをご案内いたします。

公益社団法人日本ブライダル文化振興協会のガイドラインについて

結婚式場が加入する公益社団法人日本ブライダル文化振興協会においては新型コロナウィルスの感染予防のためのガイドラインをインターネット上で公開しています。

結婚式場業「新型コロナウイルス感染拡大防止ガイドライン」(12月6日改訂)

https://www.bia.or.jp/wp-content/uploads/2021/12/f23d902c59d93468766a5edc6d8426e4.pdf

具体的な新型コロナウィルスの感染予防対策について

結婚式場では、新型コロナ感染予防対策としては、

・ソーシャルディスタンス

・施設内の衛生対策

・スタッフへの対応

・ゲストへのお願い

などを基本的にまとめています。結婚式場としても結婚式を実施するにしても安心安全に行うことができないと、社会的にも大きな問題になってしまいますし、何よりも従業員だけでなくゲストにも大きな迷惑をかけてしまうことになりますので、しっかりと対策をしているというのが現状です。そこで実際にどのような対策をとっているのかご案内します。

ソーシャルディスタンスの徹底

結婚式の会場で最も注意をしないといけないのは、「密」状態にならないようにすることです。具体的には、まずは挙式会場です。挙式会場では密にならないように、参列するお客様同士間隔を開けて案内するようにします。また、結婚式のメインとなる披露宴においても、テーブルの着席人数を減らすことで密状態を解消しています。また、参列者の方の誘導についても、しっかりソーシャルディスタンスを取るだけでなく、密にならないように誘導していますし、他の結婚式と重ならないように、スケジュール管理もしっかり行っています。

施設内の衛生対策

施設内の衛生対策においては、館内消毒の実施です。具体的には、館内のドアノブ、扉、エレベーターのボタン等、お客様が触れることの多い箇所の消毒を1時間ごとに実施するだけでなく、多くの人が集中する宴会場ではもっと短い間隔で消毒をしています。それ以外には館内に入る際の消毒液を設置してあります。また、換気という点でも十分な配慮を行っています。まずは、サロン、披露宴会場、ゲストラウンジなど各所に空気洗浄機を設置していますし、館内は最低でも1時間毎に換気を行い、披露宴会場ではもっと短い間隔で換気の実施をしています。

スタッフへの対応

スタッフにおいても、マスク着用はもちろんのこと、ユニフォームを常に清潔に保つように衛生管理をしっかり行っています。また、日々の手洗い、うがい、消毒の実施をしていますし、社内的にも出勤時に衛生管理チェックシートを用意して、スタッフの体調管理を実施しています。スタッフの体調が、特に発熱や咳などの症状がある場合は、自宅療養とし、体温が37.5℃ある場合には出勤の停止を実施しています。また、スタッフがバックヤードにおける場合も対面での会話や食事を避けるようにしていますし、休憩スペースは常時喚起に努めること、共有備品(イスやテーブル)は定期的に消毒を行っています。

ゲストへのお願い

最後に来場するお客様に対しても、

・マスクの着用の依頼

・体調不良の場合の入館を断る

などと言った感染予防対策を施しています。